X(旧Twitter)で見かけてから、ずっとフォローしている精神科医の先生がいます。
それが、精神科医Tomyさん。
「〜なのよ」「〜しましょ」というやわらかな口調で、心が疲れたときの考え方を届けてくれる方です。
流れてくる言葉を読むたびに、思わず「そうそう」と納得してしまうんですよね。
去年は『精神科医Tomyのほどほど力』も読んで、また読み返したくて、今も手元に置いています。
そんなTomyさんですが、どんな顔で、どんな道を歩いてきた方なんだろう?と気になって調べてみると…。
やわらかな言葉の奥に、想像もしていなかった経験がありました。
精神科医Tomyさんの素顔と本名、年齢は?
まずは、精神科医Tomyさんのプロフィールです。
- 名前:精神科医Tomy(トミー)
- 生まれ:1978年(2026年11月現在、40代後半)
- 学歴:東海中学・東海高校から、名古屋大学医学部へ
- 資格:精神保健指定医、日本精神神経学会専門医
- 発信:2019年6月からX、ほかにYouTubeやInstagramも
- 主な著書:「1秒」シリーズ、『精神科医Tomyのほどほど力』など
気になる本名は、調べた範囲では公表されていません。
活動はすべて「Tomy」という名前で続けているので、そっとしておきたいところです。
以前は、テレビや雑誌に出るときも、名前や顔を伏せることが多かったそう。
それが2025年の週刊女性PRIMEのインタビューでは、写真とともに子どものころの話まで語っていて、素顔が見えたようでうれしくなりました。
生まれたときの体重は4350グラムで、「溺愛されて育った」のだとか。
15歳年上のお姉さんがいて、外で遊ぶより家で過ごすことが多く、小学生のころから雑誌への投稿が趣味で、何度も掲載されていたそうです。
言葉で人に届ける力は、子どものころから育っていたんですね。
では、そんなTomyさんは、どうして精神科医の道を選んだのでしょうか?
精神科医トミーさんの経歴と学歴、病院はどこ?
Tomyさんは、名古屋の名門校、東海中学・東海高校を経て、名古屋大学医学部を卒業しました。
医師免許を取ったあとは名古屋大学の精神科医局に入り、精神科病院での勤務を経て、今はクリニックの常勤医として患者さんを診ています。
産業医として、働く人の心の相談にものっているそうです。
ただ、勤めている病院やクリニックの名前は、公表されていません。
名古屋のあたりで、Tomyさんの写った看板やCMを見かけた方もいるかもしれません。
あれは、愛知県あま市の「ひだまりこころクリニック」のイメージキャラクターとしての出演です(精神科医Tomy Official)。
2024年から務めているお仕事で、勤め先を明かしたものではありません。
「どこで診てもらえるの?」と気になる方も多いと思いますが、通っている患者さんの安心のためにも、探さずにいたいなと私は思っています。
Tomyさんは、もともと言葉で人を助ける医師を目指していました。
薬物療法などではなく、言葉で人を助けたかった(ライフハッカー・ジャパン)
とはいえ、1日に診察できる人の数も時間も限られています。
そこで2019年6月から、Xで言葉を届け始めたそう。
その言葉は本になり、「1秒」シリーズは累計36万部を超えるほど読まれています。
同じように、精神科医として本やSNSで言葉を届けている人の話は、▶ 藤野智哉さんの記事にもまとめています。
ところで、Tomyさんを調べていると、よく耳にするのが「奥さんは?」という疑問です。
精神科医トミーさんに奥さんはいる?
Tomyさんに奥さんはいません。
Xを始めたときのアカウント名は「ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き」で、ゲイであることを公表して活動しています。
周りが恋愛を楽しむ年ごろになっても女性に興味を持てず、ゲイだと自覚したのは大学生のころ。
当時はカミングアウトなど考えられない時代で、「ほんとうの気持ちは墓場まで持っていこう」と思ったこともあったそうです。
そんなTomyさんには、「この人に出会うためにゲイとして生まれてきたんだ」と思えるほどのパートナーがいました。
ところが、そのパートナーを突然亡くしてしまいます。
直後は強く苦しみ、そのあとは仕事に打ち込んで、一度は落ち着いたように見えたそう。
けれど、しばらくして心と体に異変が出てきました。
- ぼうっとして、一瞬記憶が飛ぶ
- 眠れない日が続く
- 趣味の筋トレで、ダンベルが持ち上がらない
- 診察中に、患者さんへ言葉をかけられない
精神科医のTomyさん自身が、軽いうつ状態になっていたのです。
仕事の量を減らし、休日は何もせずに過ごして、少しずつ回復していったそうです(ニューズウィーク日本版)。
苦しい時期に、生きていくために書き留めたメモは、2020年に『別れに苦しむ、あなたへ。』という本になりました。
心のプロでも、心が折れることがある。
そう知ると、Tomyさんの言葉が軽くないのも、すとんと腑に落ちます。
大切な人とのことは、本人が語ってくれた分だけ、大事に受け取りたいと思っています。
自分らしさを大切にしながら、年齢を重ねて輝いている人として、▶ 竹田純さんの記事もご覧ください。
そして「休日は何もせずに過ごした」という話を知ってから、本の中のある言葉が、まったく違って見えてきました。
精神科医Tomyさんの名言に、私が「そうそう」とうなずいたもの
『精神科医Tomyのほどほど力』は、頑張りすぎる人のための1冊です。
「お願いごとはいったん預かる」「1時間に10分休憩をとりましょ」のように、気持ちにゆとりを作る小さなヒントが並んでいます。
正直に言うと、読んだのは去年なので、中身はかなり忘れてしまいました(笑)
それでも改めて見返して、今も心に残っている名言が2つあります。
何もしないでゴロゴロする時間こそ、本当の余白なのよ。
何もせずに過ごした休日で、少しずつ回復していったTomyさん。
その経験を知ってから読むと、ゴロゴロする時間は怠けではなく、心と体が戻ってくるための時間なんだと思えます。
ふつうにやって十分合格
こちらは、私の実体験でも本当にそう思う言葉です。
私は、夜1分でも早く寝れば、たいていの体調不良はよくなると思っています。
完璧を目指して夜ふかしするより、ふつうのところで切り上げて、早く布団に入るほうが、次の日の自分を助けてくれるんですよね。
Xで言葉を読んでいたときから感じていた「そうそう」の正体は、きっとここにあったのだと思います。
あなたにも、最近「ほどほど」にできなかったことはありませんか?
そんなときに手に取りたい本を、最後に紹介しますね。
精神科医Tomyさんの本、最初の1冊は?
Tomyさんの本はたくさん出ていますが、最初の1冊なら、やっぱり『精神科医Tomyのほどほど力』をおすすめします。
文庫サイズで持ち歩きやすく、どの章から読んでも大丈夫なので、疲れた日にパッと開いたページの言葉を受け取るだけでも十分です。
年齢を重ねる私たち世代に向けた『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』も出ています。
2026年3月には、新刊『うつ未満。「大丈夫」と言えない日の相談室』も出ました。
「大丈夫」と言えない日があるのは、Tomyさん自身が通ってきた道でもあるのだと思います。
まとめ|精神科医Tomyさんの本と名言は、がんばりすぎた夜にひらく
精神科医Tomyさんの素顔から経歴、パートナーのこと、名言と本までを振り返ってきました。
- 本名は公表されていない。1978年生まれで、2025年には写真入りで子どものころを語った
- 東海中学・東海高校から名古屋大学医学部へ進み、今はクリニックの常勤医
- ゲイであることを公表し、パートナーとの死別と、軽いうつ状態を経験
- 苦しい時期に書き留めた言葉が、本やXでたくさんの人に届いている
体を締めつけずにゴロゴロしたい日のために、▶ ナイトブラを日中も着る話も書いています。
Tomyさんの言葉がやさしいのは、自分も折れて、ゴロゴロしながら戻ってきた人の言葉だからなのでしょうね。
完璧より、ほどほど。
がんばりすぎた日は、Tomyさんの本をひらいて、いつもより1分でも早く眠る毎日でいたいなと思います。


